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「ハーフPCa合成スラブの設計」を出版!
集合住宅におけるハーフPCa合成スラブの設計、 床衝撃音レベルの予測及び施工ができるように 「ハーフPCa合成スラブの設計」を出版!
株式会社熊谷組(取締役社長 大田 弘,本社:東京都新宿区)は、国士舘大学名誉教授 田中輝明先生((株)田中輝明建築研究所:東京都渋谷区)の監修のもと、フジモリ産業株式会社(代表取締役 藤森行彦,本社:東京都品川区)と共同で、「ハーフPCa合成スラブの設計」を理工図書から出版いたしました。設計者が簡単にPCa構造を設計し、その後に、床衝撃音レベルの大きさを計算し、予測できるようにしました。更に施工法についても分かり易く詳細に解説しています。
1.概要
建築業では常に工法の合理化、工期の短縮、工費の削減が求められ、ハーフPCa合成スラブもその目的を担って発展しています。特に近年、集合住宅に用いられるスラブは大型化し、たわみ、振動、耐火、段差等、要求される性能確保のために設計法が複雑化してきているのが現状です。
本書は、ハーフPCa合成スラブの発展のために設計及び施工法を易しく解説しています。構造設計法では、複雑な計算をしなくても設計が可能なように計算式を図表化し、且つ設計者が事例をもって対応できるようになっています。即ち、荷重と辺長比を用いることにより応力が求まり、設計に利用できます。特に複雑な解析が必要な、段差のあるスラブに関する応力算定図表は、構造設計者にとっては有用な資料です。従来、スラブ設計ではあまり取り上げられなかった床衝撃音、振動、耐火について実測を踏まえて設計に対応できるよう詳細に解説しています。
また、施工法についても分かり易く詳細に解説し、誰でも現場で対応できるように対処しています。
2.内容
この本は、40年も前に恩師の故・松井源吾先生(早稲田大学名誉教授)の手伝いとして現場打ち中空スラブの開発に携わった田中輝明先生が、近年、床スラブが大型化し遮音、振動、耐火、段差等その性能確保のため多様な要素が加わってきているので、その設計作業も複雑化してきている現状を鑑みて編集したもので、以下の内容に特徴があります。
- (1)構造設計に当たっては応力算定の簡便化を図り、即応出来るように図表をもって対処し、設計例を豊富に提示して実用設計に十二分に利用できるように図っている。
- (2)特に今までの図書ではあまり重きがおかれなかった床衝撃音、振動、耐火について詳細に記述した。
- (3)床衝撃音の評価指標、重量・軽量床衝撃音レベルの予測手法や床衝撃音レベルの実測値と予測値の対応関係等について詳細に記述している。
- (4)耐火性能に関しては、今まであいまいな状態であった発泡ポリスチレン樹脂含有ハーフPCa合成スラブの2時間耐火性能評価結果を記述している。
- (5)施工に関しては、施工計画書の作成からPCa板の据付、コンクリートの打設、支保工の存置期間等を詳細に記述している。

本書がハーフPCa合成スラブの発展に多いに寄与することができると考えています。
<目次>
- 1.概 説
- 2.ハーフPCa合成スラブの種類
- 3.ハーフPCa合成スラブの構造特性
- 4.強 度
- 5.応力と設計
- 6.たわみ
- 7.床の衝撃音・振動
- 8.耐 火
- 9.施 工
- 10.設計例
資 料
3.今後の展開
デベロッパーや設計事務所などに対して本書を配布し、積極的にPCa合成スラブ特にサイレントボイドスラブを提案していく予定です。サイレントボイドスラブについては、年間100万m2以上の施工を目標としています。
本書に関する忌憚のない意見を頂き、今後の改定に生かしていく予定であります。


