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マックスAZ(充填用高性能モルタル)を開発いたしました
マックスAZ(充填用高性能モルタル)を開発いたしました!
株式会社熊谷組(取締役社長 鳥飼一俊)は、土木、建築などの充填材としてあらゆる用途に使用される、材料分離抵抗性、高流動性、セルフレベリング性、自己充填性に優れたモルタル「マックスAZ」を開発いたしました。
1.概要
近年、既存構造物のリニューアル工事や建設市場の多様化などのニーズに応じて、土木、建築における充填材の需要が大幅に増えています。熊谷組では、従来の充填材と比較し、高性能・多機能な充填用モルタル「マックスAZ」を開発致しました。 マックスAZは、従来の混和剤とは全く異なる作用機構の高性能特殊混和剤を用いることにより、材料分離抵抗性、高流動性、セルフレベリング性、自己充填性を発揮させることが可能になりました。

充填中

充填後(1分程度で自然に水平になる)
間隔充填状況(幅2cmの間隔に打設した時の状況)
2.特徴
マックスAZは、高性能特殊混和剤の使用により以下の性能を発揮致します。
- (1)材料分離抵抗性
モルタルのブリーディングや骨材の沈降等を抑えています。 - (2)高流動性
高い流動性を確保しています。 - (3)セルフレベリング性
マックスAZを流し込むだけで自然に平坦になる性能を有しています。 - (4)自己充填性
マックスAZを流し込むだけで、幅20mmの隙間に充填でき、さらに突起等の障害物やコンクリート
表面に凹凸のある場合でも充分に充填されます。 - (5)配合選定性
マックスAZは、レディミクストコンクリート工場および現場練りにより出荷が可能です。そのため、 強度、流動性が任意に調整可能です。

フロー試験状況

沈下量の測定状況

左図:最終フロー値 / 右図:20cm経過時間
3.各種性能
○流動性、セルフレベリング性
流動性およびセルフレベリング性を以下に示します。写真に示す長さ170cm×高さ40cm×厚さ2cmの型枠にマックスAZおよび一般的な充填材を打設した状況は、マックスAZでは、長さ170cmの間でほぼ水平に充填(最高点と最下点の差が2.5cm)され、一般的な充填材(市販品)では、打設点より勾配(最高点と最下点の差が15.0 cm)の発生が認められました。


マックスAZ

市販品
充填状況
○強度特性
マックスAZの圧縮強度は、一般的な充填材(市販品)と比較してほぼ同等になっております。付着強度は、2.4N/mm2と一般的に示されている基準値の1.5N/mm2を上回る結果となっています。

4.マックスAZの製造
マックスAZは、レディミクストコンクリート工場で使用されている一般的に用いられる材料と高性能特殊混和剤との組み合わせにより簡単に製造することができます。マックスAZの練混ぜは、従来のレディミクストコンクリート工場および作業現場で可能です。そのため、施工規模に応じて混練場所の選定ができます。また、マックスAZはプレミックス材ではないため配合の変更が容易であり、現場に応じ流動性、セルフレベリング性、強度の選定が可能です。
5.今後の展開
マックスAZのコストは、製造方法により異なりますが、一般的に用いられている高性能モルタルと比較して同等です。
今後、株式会社ファテック(熊谷組子会社)を通して、下記のような用途としてマックスAZの全面展開を行う予定です。
- ○各種新設および補修工事における充填工法用
- ○各種機材および橋脚、鋼製支承の据え付け工事用
- ○逆打ち、耐震補強等の充填巻き立て用
- ○鋼管柱等の中詰め用
- ○免震基礎のベースプレート下端の充填材
今回の発表では、狭間な空隙(隙間20mm、表面に凹凸あり)に充填可能なモルタル材料を紹介しましたが、圧入工法などで使用されるような粘性の低いモルタルや、緊急工事等で使用される急結タイプのような商品のラインナップを今後増やしていく予定です。


