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道路用吸遮音防音壁の試験施工で性能を確認し、 販売体制を確立
道路用吸遮音防音壁の試験施工で性能を確認し、 販売体制を確立!
株式会社熊谷組(取締役社長 鳥飼一俊、本社:東京都新宿区)、株式会社ガイアートT・K(代表取締役社長 山口寧夫、本社:東京都新宿区)、ジオスター株式会社(代表取締役社長 早稲田孝、本社:東京都文京区)は、道路用自立式防音壁として最適な形状、寸法を決定し、試験施工において高い吸音性能をもつ事を確認し、広く販売する体制を確立しましたのでお知らせいたします。
本自立式防音壁はポーラス(多孔質)コンクリート吸音板「サイレントポーラスパネル(商標登録申請中)」とプレキャストガードフェンスを組み合わせたもので、高い吸音性能(残響室法吸音率0.95(1000Hz)をもっております。
本製品の販売は、ジオスター株式会社が行います。
1.背景
国・地方公共団体は、自然環境・生活環境・社会環境等の幅広い環境問題へ積極的な対応を進めています。
平成11年に環境庁が行った調査によると、道路騒音では全国の幹線道路の沿道3,380地点のうち昼夜間とも環境基準を満足しているのは37.8%で厳しい状況にあります。 国土交通省でも平成15年から環境改善工事、特に沿道対策工法の予算が大型化しています。(平成15年度:1,810億円)
道路騒音の環境対策としては防音壁等の対策が一般的ですが、周辺環境の問題等から防音壁が設置できない場所や、高い防音壁を設置出来ない場所が多いのが現状です。
そこで、中央分離帯部等に吸音効果を持たせ、反射による音圧上昇を低減できる形状と寸法を決定し、自立式防音壁(サイレントポーラスパネルとプレキャストガードフェンスを一体化させた防音壁)を試験施工し、高い騒音低減効果を確認しました。
本製品の販売は、ジオスター株式会社が行います。
2.概要
サイレントポーラスパネルの吸音率(残響室法吸音率)は、800Hzで0.90、1,000Hzで0.95となり、道路交通騒音で特に気になる周波数帯域において高い吸音性能を有しております。

残響室法吸音率
試験施工を行った「自立式防音壁」は下図に示すように、試験施工性能確認実験用のため、片面は吸音部となるサイレントポーラスパネル面、反対面は反射部となるコンクリート板としたプレキャストガードフェンスの一体成型による道路用防音壁としました。
(1ブロック寸法:高さ1,000mm(有効900mm)、長さ2,990mm)

自立式防音壁正面図(サイレントポーラスパネル面)

自立式防音壁断面図
サイレントポーラスパネルとガードフェンスコンクリートの一体化により、道路用の防音壁として使用可能です。
サイレントポーラスパネルは着色が可能であり景観に配慮しております。
本試験施工では、試験施工は延長6ユニット(3m×6=18m)とし着色は2ユニット単位で2色(白、緑)および素地としました。
施工状況、サイレントポーラスパネル着色状況を次頁に示します。

試験施工状態(手前より着色(白、緑)および未着色(素地))

サイレントポーラスパネル着色状況
試験施工状態で吸音効果を確認するために、実験により反射音特性を求めました。
サイレントポーラスパネルおよび反射壁(コンクリート壁)に0°方向(直角方向)および45°方向から音源を入射した場合の、壁面近傍の反射音の音圧レベルを求めました。

音源0°入射時の壁近傍の音圧レベル比較

音源45°入射時の壁近傍の音圧レベル比較
反射音の分析の結果、残響室法吸音率測定結果で最大の吸音率を示す、周波数1000Hz帯域で反射壁(コンクリート)よりサイレントポーラスパネルが5dB(音源45°入射)、7dB(音源0°入射)程度音圧レベルを低減することがわかり、さらに全周波数を合成した音圧レベルでも反射壁と比べて-2dB(エネルギー比で35%低減)~ -3dB(エネルギー比で50%低減)の効果を確認することができ、高い吸音性能を有していることを確認しました。
なお、光触媒コーティングによる汚れ防止処理をすることができ吸音率も変わらないことを確認しております。
道路用吸遮音防音壁の販売価格は以下を予定しております。
自立式防音壁(サイレントポーラスパネル仕様) :135,000円
(1ブロック3m、45,000円/m、工場渡し価格)
※着色、光触媒塗布は別途
3.今後の展開
今後はこの自立式防音壁を、道路管理者、コンサルタントへ積極的に技術提案すると共に、鉄道事業者に対しても提案していく予定です。
販売目標は3年後に10,000mと想定しております。


