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大深度でも、環境に優しい 水圧対抗式「エコシールド工法」
平成15年11月13日
大深度でも、環境に優しい 水圧対抗式「エコシールド工法」
株式会社熊谷組(取締役社長:鳥飼 一俊)と三菱重工業株式会社(取締役社長:佃 和夫 )は、硬質な地盤を添加材を使わず掘削し、土砂を一般残土として排出する環境に優しいシールド工法、水圧対抗式「エコシールド工法」を開発いたしましたので、お知らせします。
1.概要
泥水式および土圧式の密閉型シールド工法の開発により、シールド工法の適用地盤は超軟弱地盤から硬質地盤まで広がっていますが、現状の密閉型シールド工法では、硬質地盤においても軟弱地盤と同じ方法で掘削しています。硬質地盤においては、地下水圧さえ保持すれば自立するような地山が多いことに着目し、切羽保持機構を見直した合理的な新しい掘削工法を開発しました。
水圧対抗式シールド工法(エコシールド工法)は、チャンバ内を水で満たし、地下水圧と均衡させながら掘削し、土砂は分離装置で土と水に分離します。このとき、チャンバ内の水圧は、密閉型シールド工法のようにチャンバ内を強制的に加圧するのでなく、地山からの地下水の供給によって地下水圧と均衡させます。また、掘削土に添加材(ベントナイトや高分子材等)を付加する必要がないため、水分は分離して地山に戻し、土砂は一般残土として効率良く処理できます。
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2.特徴
- (1)掘削土砂は減量化された上一般残土処理が可能
添加材を使用しないため掘削土砂は減量化できます。
また、一般残土として処理できるため、産業廃棄物の低減を図ることができます。(処理費用半減)
経済性のみならず地球環境にもやさしいシールド工法です。 - (2)掘削土砂処理プラントのミニマム化
地上設備として、泥水式シールドの泥水処理プラントのような大規模なプラントは必要なく、泥土圧シールド工法程度の設備で対応可能です。 - (3)掘削モード切換え可能
掘削地山により泥土圧との切換えが簡単に出来ます。
3.適用の範囲
- (1)適用径
φ3.5m以上 - (2)適用土質
基本的に、地下水圧さえ保持すれば自立するような地山
例えば、首都圏では、江戸川層や上総層等 - (3)適用水圧
シールド機と掘削土砂分離システムの止水性による
1Mpaまで適用可能 - (4)シールドの掘進速度
掘進速度 25~30mmを目処に開発
(Point)
大深度法施行に伴い、今後は大深度におけるシールド工法の需要が増えるものと思われます。一般的に大深度には硬質地盤が分布しており、硬質地盤に適合した合理的なシールド工法は、今後必要となる技術です。










