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ニューシティ東戸塚で制震システム「ツインウォール構法」を採用
ニューシティ東戸塚で制震システム「ツインウォール構法」を採用
株式会社 熊谷組(取締役社長 鳥飼一俊)は、連層耐震壁と地震エネルギー吸収部材を組み合わせた「ツインウォール構法」をニューシティ東戸塚中央街区A棟(建築主:三井不動産横浜支店、所在地:神奈川県横浜市、地下4階、地上32階建て、延べ5万1,850平方メートル、最高高さ103.6m)に採用しました。「ツインウォール構法」は以下に示すような優れた特徴を備えています。
1.制震システムによる高い耐震安全性
本建物ではセンターボイド(吹き抜け)廻りに配置された避難階段や配管用シャフトなどのコア部分に、水平剛性の高い連層耐震壁(厚さ800mm)を設け、さらに隣り合う連層耐震壁間に鉄骨製の連結部材を設置しています。ツインウォール構法はこのように複数の連層耐震壁と連結部材を組み合わせることにより、優れた耐震性、修復性、空間性を実現します。
連層耐震壁と変形性能に優れた連結部材の相乗効果により、コア部のツインウォールが地震のエネルギーを効果的に吸収し地震時の水平変位や損傷を抑制します。また、連層耐震壁は建物の芯柱として機能するため各階の変形のばらつきを小さくします。これらの働きによって高い耐震安全性が実現されます。

ニューシティ東戸塚中央街区全景(パース)
2.保守や修復性への配慮
コア部のツインウォールと周辺フレームの剛性や強度をバランスよく与えることにより地震時に連結部材に生じる変形量は一般的な鉄骨梁より若干大きい程度であり、材料や形状の特殊な装置を用いることなく耐震性能が確保できます。これにより制震部材である連結部材のメンテナンスも簡略なものとなります。
さらに地震後の修復性という点について配慮がなされており、大地震時に於いても連層耐震壁に発生するひび割れを極力抑え、躯体損傷を小さくし、軽微な補修で継続使用が可能となるような設計となっています。
3.柱・梁に制約されることの少ない快適な居住空間
従来の柱と梁の骨組からなるラーメン構造では、建物内に格子状に柱・梁が必要となるため、住戸プランの自由度や空間性を損なう要因となることが多々ありました。本建物ではコア部に配されたツインウォールの効果により、住居部分にあたる周辺フレームの梁成や柱断面寸法などを低減することができ、その結果として自由度の高い平面計画が可能となりました。
■他構法との比較4.住戸間の遮音性能の確保
近年ではよりトータルな居住性の観点から、従来からの「建物の安全性」や「住戸プランの自由度」といった要求に加え、さらに「生活環境の向上」といった点に目が向けられるようになってきています。その1つが隣戸・隣接上下間の遮音性の問題であり、生活環境向上を図るための重要な要素となってきています。床の遮音性は仕上げ仕様や部屋の大きさの他、構造体スラブの面積やスラブ厚さと密接に関係しています。当社では床スラブに遮音性に優れた独自開発のサイレントボイドスラブを採用しています。
5.今後の展開
今後、マンションディベロッパーを中心に当社の遮音技術と組み合わせて本構法を広く展開していく予定です。
ニューシティ東戸塚中央街区A棟 建物概要
- 建築場所 :神奈川県横浜市戸塚区品濃町537-21他
- 用途 :共同住宅・駐車場
- 敷地面積 : 3,072m2
- 建築面積 :2,259.71m2
- 延床面積 :51,849.57m2
- 基準階面積 :1,022.25m2
- 構造 :鉄筋コンクリート造・連層耐震壁付きラーメン
- 規模 :地下4階・地上32階・塔屋2階建て
- 建築物の高さ : 98.30m
- 最高部の高さ :103.60m
- 基準階階高 : 3.01m, 3.06m
- 構造上の特色 :
高強度コンクリート(Fc=30~60N/mm2)
プレキャスト部材
地下外周壁に合成壁









