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新しいトンネル工法「SENS」第37回日本産業技術大賞審査委員会特別賞を受賞

平成20年4月22日

新しいトンネル工法「SENS」第37回日本産業技術大賞審査委員会特別賞を受賞

  当社を含む5者(鉄道建設・運輸施設整備支援機構、鉄道総合技術研究所、地域地盤環境研究所、三菱重工地中建機)は、「NATMとシールドを融合した新しいトンネル工法(SENS)の開発と実用化」の共同開発により、第37回日本産業技術大賞の審査委員会特別賞を受賞しました。4月9日にホテルグランドパレス(東京都千代田区)で行われた贈賞式には、大田社長が出席しました。

新入社員ひとりひとりに辞令を手渡す大田社長

 

 「日本産業技術大賞(主催:日刊工業新聞社)」は、その年に実用化された革新的な大型産業設備・構造物や先端システム技術の開発、実用化で顕著な成果をあげた企業・グループを表彰し、産業界や社会の発展に貢献した成果をたたえるとともに、技術開発を奨励することを目的としています(日刊工業新聞社・候補募集案内より)。

 なお、建設業関連では「瀬戸大橋」「青函トンネル」(平成元年)以来の快挙です。


マイスターたち

表彰状を受け取る大田社長 (提供 日刊工業新聞社)

 

 大田社長は、共同開発を行った4者とともに、日刊工業新聞社千野俊猛社長から表彰状を受け取りました。

賞状  盾

 『SENS開発のきっかけとなったのは、八戸駅と新青森駅間に位置する延長4,280mの東北新幹線三本木原トンネルの工事です。山岳トンネルのため、01年8月の掘進開始時はNATMを採用し、1265mまで掘削しましたが、予想以上に地質が複雑だったので、切羽の大きな崩壊が6回も起きました。幸いにもけが人は出ませんでしたが、残り区間3000mあまりをこのまま掘り進めるのは危険と判断。安全確保の対応策をとることを迫られました。
 もとより、「山が悪い場合はシールド、山が固くてしっかりしている時はNATMを使っていたが、その中間的な場合はどうするかというのはトンネル技術者の間で模索していた課題」だった。そこで、考えられたのがシールドによる掘削で切羽を安定させながら、覆工はセグメントではなく、NATMのように安価な現場打ちのコンクリートで済ます新工法でした。
 「新幹線で山岳トンネルでNATM、つくばエクスプレスのような都市トンネルでシールド工法を使い、双方のいい面と悪い面をわかっている」という同機構(鉄道・運輸機構)ならではの発想で生まれたこの新工法は、シールド(S)、場所打ちコンクリート(E)、NATM(N)を組み合わせた新システム(S)であることから「SENS」と名付けられました。』(日刊工業新聞より)

 当社は、施工者としてSENSの開発と実用化に深く携わり、07年8月に無事トンネル部分の施工を完了しました。 また、SENSは2006年度土木学会賞 技術賞も受賞しており、今回はこれに続く受賞となります。


シールド機  到達時

(右:発進前シールド全景 左:到達状況)


【工事概要】
  工事名:東北幹、三本木原丁他1,2,3
  工事場所:青森県十和同市・上北郡六戸町・東北町地内
  発注者:独立行政法人 鉄道・運輸機構 鉄道建設本部 東北新幹線建設局
  施工業者:熊谷・東洋・大本・井上東北幹、三本木原T特定建設工事共同企業体
  工 期:平成13年3月~平成20月7月
  概 要:トンネル延長 4,280m(NATM:1,265m、SENS:3,015m)
       NATM掘削断面 78m2、SENS掘削断面103m2


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