
平成15年4月より取り組んでまいりました再建三ヵ年計画は、おかげさまで順調に推移し、平成18年3月期では計画値のほぼ全てを達成
することができました。
これもひとえに、力強く応援し続けて下さったお客様、多大なご支援をいただきました株主の皆様ならびに金融機関の皆様、
苦しかったときにも支えていただいた取引先の皆様ならびに協力会社の皆様のおかげであると、役員ならびに社員一同、
心より御礼申しあげます。
本計画の達成により当社は10年に亘る再建に終止符を打ち、新たなステージへと踏み出す運びとなりました。熊谷組グループの真の実力が
これから問われる、ということを改めて肝に銘じている次第であります。
昨年より、日本の「ものづくり」「建設技術」に対する信頼を根底から揺るがすような事件が続いております。
建設業に身を置く者として、また、“技術者”のひとりとして大変心痛む出来事であります。
60年前の焼け野原から自らの腕一本を拠りどころに立ち上がった日本、世界中から技術に対する揺るぎない信頼を得た日本は今、
経済的豊かさを得た代償として混迷の中に突入しているのではないかと思います。
この警鐘に耳を傾け、改めて「ものづくり」の原点、基本を徹底していくことが大切であると考えております。
私たち熊谷組が造りあげる“もの”は、商品の寿命としては大変息の長いものです。50年後、100年後まで評価され続けるものであり、
工事に携わった社員が会社を卒業した後の遥か先に本当の評価が待っています。
それ故に、私たち熊谷組は、「ものづくり」に対して愛着と執念を持ち、「お天道様に恥じない仕事」をすることがなによりも大切であると
考えております。
仕事をいただけるのも、今の自分たちの力だけで成し得ているわけではなく、熊谷組の歴史を作り、
支えていただいた多くの皆様のおかげであることを忘れてはならないと考えております。
お世話になった方々への「恩義」を決して忘れず、「信義」を何よりも大切にして、 「ものづくり」の「大義」を追求してまいります。 皆様のご期待に応えられるよう、今後も一層の努力を重ねていく所存でございますので、今後ともご指導、ご鞭撻と、 変わらぬご厚誼を賜りますよう、お願い申しあげます。



